AI英会話とオンライン英会話の違い|初心者向けに比較・使い分けを解説

「AI英会話とオンライン英会話って何が違うの?」

英語を話せるようになりたいと思っているものの、AIと人間の講師のどちらと練習すればいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。

AI英会話なら一人で気軽に練習できそうです。一方で、「AIだけで本当に英会話の練習になるの?」「実際に人と話す練習も必要なのでは?」と迷うこともあります。

結論からいうと、AI英会話とオンライン英会話の大きな違いは、主な会話相手がAIか人間の講師かという点です。

AI英会話は、AIを相手に繰り返し話す練習に使いやすい方法です。

一方、オンライン英会話は、実際の講師と英語でやり取りする経験を作りやすい方法です。

そのため、どちらか一方だけを選ぶのではなく、

AIで練習 → オンライン英会話で実践 → AIで復習

というように、役割を分けて使う方法もあります。

この記事では、AI英会話とオンライン英会話の違いを比較しながら、それぞれのメリット・デメリット、初心者向けの使い分け方、具体的な学習方法まで解説します。

「自分はAI英会話とオンライン英会話のどちらを使えばいいのか」だけでなく、「両方使うなら何をどちらで練習すればいいのか」まで分かることを目指します。

Contents

1. AI英会話とオンライン英会話の違いとは?

AI英会話とオンライン英会話は、どちらも英語を話す練習に使える方法です。

英語を話す練習方法はこちらも参考にしてください。

大きな違いは、誰と会話するのかです。

AI英会話ではAIと会話します。

オンライン英会話では、人間の講師と会話します。

ただし、実際にはそれだけで「どちらが優れている」と決められるものではありません。

それぞれ得意な場面が違うため、目的に合わせて使い分けることが大切です。

1-1. AI英会話とは?

AI英会話とは、AIを相手に英会話の練習をするサービスや方法です。

音声による会話に対応したサービスなら、スマートフォンやパソコンなどを使って、実際に声を出しながら練習できます。

例えば、次のような練習ができます。

  • 自己紹介
  • 日常会話
  • 旅行英会話
  • ビジネス英会話
  • ロールプレイ
  • フレーズの練習
  • 英文の言い換え
  • 質問への受け答え

AI英会話専用のサービスだけでなく、ChatGPTのような汎用AIを英会話練習に使う方法もあります。

ChatGPTにはVoice機能があり、音声で話しかけると音声で返答を受けるリアルタイムの会話ができます。現在のVoiceでは、自然なやり取りを意識した会話にも対応しています。ただし、利用できる機能や上限はプランや環境などによって異なる場合があります。

AI英会話の特徴は、自分のペースで会話練習を繰り返しやすいことです。

例えば、

「この英文をもう一度練習したい」

「同じ質問を5回してほしい」

「もっと簡単な英語で質問して」

といった使い方ができます。

AIを使った第二言語のスピーキング・リスニング学習については、研究レビューでも学習を支援する可能性が検討されています。一方で、人間との相互作用やAIの限界についても課題として論じられています。

そのため、AI英会話は「人間との会話を完全に再現するもの」と考えるより、英語を口から出す練習の場の一つとして考えると分かりやすいでしょう。

1-2. オンライン英会話とは?

オンライン英会話は、インターネットを通じて講師と英会話をするサービスです。

マンツーマン形式などで、講師とリアルタイムに英語でやり取りします。

例えば、

  • 自己紹介
  • 日常会話
  • 旅行英会話
  • ビジネス英会話
  • 教材を使ったレッスン
  • フリートーク

など、サービスによってさまざまなレッスンがあります。

オンライン英会話では、講師から質問を受け、それに答える必要があります。

自分が考えていた文章をそのまま言うだけではなく、相手の質問を聞いて、その場で返答する場面もあります。

これがAIとの練習との大きな違いの一つです。

なお、「オンライン英会話は必ず予約が必要」というわけではありません。

例えばネイティブキャンプでは、公式サイトで「今すぐレッスン」を案内しており、待機中の講師なら予約なしでレッスンを開始できます。5分や10分など短時間での利用も可能とされています。一方で、講師や教材によって予約が必要な場合もあります。

つまり、予約の有無や利用時間は、オンライン英会話という種類だけで決まるものではありません。

具体的なサービスごとに確認することが大切です。

1-3. AI英会話とオンライン英会話の最大の違い

AI英会話とオンライン英会話の最大の違いは、会話相手がAIなのか、人間の講師なのかです。

AI英会話では、AIとの会話を繰り返しながら発話練習ができます。

オンライン英会話では、人間の講師とのリアルタイムのやり取りを経験できます。

例えば、AIとの練習なら、

「旅行先のホテルでチェックインする」

という場面を何度も繰り返せます。

一方、オンライン英会話では、講師から予想していなかった質問をされ、それに答えることもあります。

どちらにも違う役割があります。

そのため、「AI英会話かオンライン英会話か」という二択で考えるより、何を練習したいのかによって使い分けると考えると分かりやすくなります。

2. AI英会話とオンライン英会話を比較すると何が違う?

AI英会話とオンライン英会話の違いを、初心者が気になりやすい項目で比較してみましょう。

比較項目 AI英会話 オンライン英会話
主な会話相手 AI 人間の講師
主な用途 自主的な会話練習 講師との会話練習
発話練習 できる できる
繰り返し練習 しやすい レッスン時間内で行う
実際の人との会話 できない できる
予想外の質問への対応 AIの設定・会話内容による 講師との会話で経験できる
フィードバック サービスによって異なる 講師・レッスンによって異なる
会話中の緊張 人によって抑えやすい 人によって緊張しやすい
時間の自由度 サービスによって異なる サービスによって異なる
予約 サービスによって異なる サービスによって異なる
料金 サービスによって異なる サービスによって異なる

ここで注意したいのは、「AIだから安い」「オンライン英会話だから高い」と決めつけないことです。

料金はサービスやプランによって違います。

また、「AIなら必ず予約不要」「オンライン英会話なら予約必須」というわけでもありません。

例えばネイティブキャンプでは、予約不要の「今すぐレッスン」を提供しています。

反対に、AI英会話でもサービスによって利用時間、回数、機能などが異なります。

そのため、料金や予約について比較するときは、AIかオンライン英会話かではなく、具体的なサービス・料金プランを見ることが重要です。

2-1. 発話練習はどちらでもできる

「英語を話す練習がしたい」という目的なら、AI英会話でもオンライン英会話でも発話練習ができます。

例えばAIなら、

「What do you do on weekends?」

と質問してもらい、英語で答える練習ができます。

オンライン英会話でも、講師から同じような質問を受けることができます。

違うのは、誰との会話を経験するのかです。

AIとの練習では、同じ表現を何度も言ったり、回答を変えて試したりできます。

人間の講師との会話では、相手の発言を聞きながら、その場で答える経験ができます。

2-2. 実際の人との会話経験はオンライン英会話が中心

AIとの会話がどれだけ自然になっても、AIは人間ではありません。

実際の人との会話では、相手の言い方、質問の仕方、会話の流れなどが毎回変わります。

例えば、

「What did you do yesterday?」

と聞かれたとき、

「I watched a movie.」

と答えたとします。

そこから、

「What movie did you watch?」

「Did you like it?」

など、会話が続くことがあります。

このような「次に何を聞かれるか分からない」やり取りを経験できるのは、人間との会話ならではの部分です。

AIを使ったスピーキング学習についても、研究レビューではAIが会話練習の機会を増やせる可能性が示される一方、人間との複雑な相互作用を完全に再現できるとは限らない点が指摘されています。

2-3. 料金や予約は「サービス単位」で比較する

AI英会話とオンライン英会話を比較するときに、料金だけで判断するのはおすすめしません。

確認したいのは、

  • 月額料金
  • 利用できる回数
  • 1回あたりの時間
  • 予約の必要性
  • 利用できる時間帯
  • 講師の種類
  • AI機能
  • 教材
  • 無料体験の有無

などです。

例えばオンライン英会話でも、予約不要で利用できるサービスがあります。

ネイティブキャンプは公式に24時間365日の「今すぐレッスン」を案内しています。

したがって、比較するときは、

AI vs オンライン英会話

だけを見るのではなく、

サービスA vs サービスB

というところまで確認する必要があります。

3. AI英会話のメリット・デメリット

AI英会話には、初心者が英語を話す練習を始めるうえで便利な点があります。

※AI英会話の具体的な練習方法を知りたい方はこちら

一方で、AIだからこその注意点もあります。

3-1. AI英会話のメリット

① 人の目を気にせず話しやすい

AI英会話のメリットの一つは、講師を相手にするより気軽に話しやすいことです。

英語初心者の場合、

「間違えたら恥ずかしい」

「英語が出てこなかったらどうしよう」

と感じることがあります。

AIとの練習なら、人間の講師とのレッスンとは違い、対人会話そのものに緊張する必要がありません。

もちろん感じ方には個人差がありますが、最初の発話練習として使いやすい人もいるでしょう。

例えば、

「I went to shopping yesterday.」

のように文法を間違えてしまったとしても、

「もう一度言ってみよう」

と練習を続けられます。

大切なのは、間違いをなくしてから話すことではありません。

間違いながらでも英語を口に出す経験を増やすことです。

② 同じ表現を繰り返し練習しやすい

AI英会話では、同じテーマを繰り返し練習しやすいのも特徴です。

例えば旅行英会話なら、

  1. ホテルのチェックイン
  2. レストランで注文
  3. 道を聞く
  4. 空港で質問する

といった場面を順番に練習できます。

さらに、苦手な場面だけを繰り返すこともできます。

例えば、

「ホテルのチェックインだけ5回練習したい」

という使い方です。

同じ相手に何度も同じテーマで会話することは、人間相手だとお願いしにくい場合があります。

AIなら、自分のペースで繰り返せます。

研究レビューでも、AI会話相手を使うことで、学習者が同じ課題を繰り返し練習できる可能性が論じられています。

③ 短時間でも練習しやすい

AI英会話は、毎日の短い練習に組み込みやすい方法です。

例えば、

  • 朝に5分
  • 昼休みに5分
  • 帰宅後に10分

のように分けてもよいでしょう。

ただし、利用できる時間や回数はサービスによって異なります。

「AI英会話なら必ずいつでも無制限に使える」と考えず、利用条件を確認してください。

④ オンライン英会話の準備に使いやすい

AI英会話は、オンライン英会話の予習にも使えます。

例えば次回のオンライン英会話で旅行について話すなら、事前にAIと、

  • 自己紹介
  • 旅行についての質問
  • ホテルで使う表現
  • 「なぜ旅行が好きなのか」の説明

などを練習しておきます。

すると、オンライン英会話でいきなり話すよりも、事前に英語を口から出しておくことができます。

「今日はこの表現を使ってみよう」と決めておくのもよいでしょう。

3-2. AI英会話のデメリット・注意点

実際の人間との会話とは異なる

AIとの会話が自然になっても、人間との会話とまったく同じではありません。

人間との会話では、相手の話し方や反応、質問の内容などが毎回変わります。

また、会話は言葉だけでなく、社会的な状況や相手との関係にも左右されます。

2025年のCambridge University Pressの研究レビューでも、AIを使ったスピーキング学習の可能性と同時に、人間との相互作用や教師の役割、AIの限界について検討されています。

そのため、

AIで練習することと、人と会話することは同じではない

と理解しておきましょう。

AIの回答が常に正しいとは限らない

AIは便利ですが、常に正しい回答をするとは限りません。

ChatGPTの公式ヘルプでも、誤った情報や誤解を招く出力を生成することがあり、重要な情報は信頼できる情報源で確認するよう案内されています。

英語学習でも、

「この表現は絶対に正しい?」

「この言い方しか使わない?」

といった疑問が出た場合は、AIの回答だけを最終的な根拠にしないことが大切です。

サービスによって機能が違う

「AI英会話」といっても、すべて同じ機能ではありません。

例えば、

  • 音声会話
  • 発音チェック
  • 文法チェック
  • 会話履歴
  • ロールプレイ
  • レベル設定
  • 学習記録

など、利用できる機能はサービスによって違います。

そのため、サービスを選ぶ場合は、自分が使いたい機能があるかを確認しましょう。

4. オンライン英会話のメリット・デメリット

オンライン英会話では、人間の講師とリアルタイムで会話できます。

AI英会話とは違う経験を作れることが特徴です。

4-1. オンライン英会話のメリット

① 実際の人と会話できる

最大の特徴は、人間の講師と英語で会話できることです。

講師の質問を聞き、その場で答えます。

例えば、

講師:
「What did you do last weekend?」

自分:
「I went to a restaurant.」

と答えた後、

「What did you eat?」

と質問されるかもしれません。

このように、次の質問を完全には予想できない状態で答える経験を積めます。

AIで練習した表現を、実際の人との会話で使ってみる場としても活用できます。

② 予想していなかった質問への対応を経験できる

オンライン英会話では、台本通りに進まないことがあります。

例えば旅行について話していたのに、

「Where do you want to go next?」

と聞かれるかもしれません。

自分が準備していなかった質問なら、知っている単語を使ってその場で答える必要があります。

こうした経験は、「英語を知っている」状態から「英語を使う」状態へ進むための練習になります。

もちろん、レッスンの進め方は教材や講師によって異なります。

③ 講師からフィードバックを受けられる

オンライン英会話では、講師から英語についてアドバイスを受けられる場合があります。

例えば、

  • 文法
  • 発音
  • 表現
  • 会話の進め方

などです。

ただし、具体的な指導内容はサービスや講師、レッスン内容によって異なります。

そのため、「オンライン英会話なら必ず細かい添削をしてもらえる」と考えるのではなく、希望する指導が受けられるかを確認しましょう。

4-2. オンライン英会話のデメリット・注意点

人と話すことへの緊張がある

初心者にとって、最初のハードルになりやすいのが緊張です。

AIなら何度でもやり直せても、人間との会話ではリアルタイムで返答する必要があります。

「何と言えばいいか分からない」

「聞き取れなかった」

という場面もあるでしょう。

ただし、こうした経験そのものを練習として考えることもできます。

英語が出てこないと焦りやすい

会話中に英文が思い浮かばないと、焦ってしまうことがあります。

そのため、初心者の場合は、レッスン前に使いたい表現をいくつか準備しておくと取り組みやすくなります。

例えば、

「もう一度言ってください」

「分かりません」

「少し考えてもいいですか?」

などの表現です。

最初から何十個も覚える必要はありません。

困ったときに使える表現を数個用意しておくだけでも、会話を続けやすくなります。

サービスによって料金・予約方式が違う

オンライン英会話にはさまざまなサービスがあります。

料金だけでなく、

  • 月に何回受けられるか
  • 予約が必要か
  • 予約に追加料金が必要か
  • 何時まで利用できるか
  • 講師を選べるか
  • レッスン時間
  • 教材

などを確認しましょう。

例えばネイティブキャンプでは、予約不要の「今すぐレッスン」を提供していますが、一部の講師や教材では予約が必要と案内されています。

このように、同じ「オンライン英会話」でも利用方法は異なります。

オンライン英会話を実際に選びたい方は、初心者向けサービスを比較した記事も参考にしてください。

5. AI英会話とオンライン英会話はどんな人に向いている?

「結局、自分はどちらを使えばいいの?」と迷う人は、目的から考えてみましょう。

5-1. AI英会話が使いやすい人

こんな人 AI英会話
人と英語で話すのが不安 ○
一人で練習したい ○
同じ表現を繰り返したい ○
スキマ時間に練習したい ○
オンライン英会話の予習をしたい ○
英語を話すことに慣れたい ○

例えば、

「人と話すのはまだ緊張する」

という人なら、まずAIを使って声を出す練習から始める方法があります。

自己紹介を何度か練習してから、簡単な質問への回答を練習する。

それができたら、オンライン英会話に挑戦する。

このように段階を作ることもできます。

ただし、AIから始めなければならないわけではありません。

最初から人と話したい人は、オンライン英会話から始めても構いません。

5-2. オンライン英会話が使いやすい人

こんな人 オンライン英会話
実際の人と話したい ○
対人会話に慣れたい ○
相手の質問に答える練習をしたい ○
実際の会話で使えるか試したい ○
講師からアドバイスを受けたい ○

特に、

「英語を知識として勉強するだけではなく、実際に人と話してみたい」

という人には、オンライン英会話を学習に取り入れる方法があります。

5-3. 両方を使ったほうがよいケース

AI英会話とオンライン英会話は、組み合わせて使うこともできます。

例えば、

  • AIで事前に練習する
  • オンライン英会話で実際に使う
  • レッスン後にAIで復習する

という流れです。

AIを使った英語学習と人間による指導を組み合わせる考え方は、実際の英語学習サービスにも見られます。

例えばBritish CouncilのAIスピーキング練習では、ライブレッスン後にAIを使ったスピーキング練習を行う仕組みが案内されています。British Council自身もAIを講師の代わりではなく、学習を補助するものとして説明しています。

つまり、

AIか人間か

ではなく、

AIと人間にそれぞれ何をしてもらうか

と考える方法があります。

6. AI英会話とオンライン英会話はどう使い分ける?

今回の記事で紹介したい考え方が、

AIで予習 → オンライン英会話で実践 → AIで復習

という学習サイクルです。

どちらか一方を選ぶのではなく、それぞれの得意な部分を利用します。

6-1. 基本は「AIで練習→オンライン英会話で実践→AIで復習」

学習の流れは次のように考えます。

① AIで予習

↓

今日使う表現を練習

↓

② オンライン英会話

↓

実際の講師との会話で使う

↓

③ AIで復習

↓

言えなかった表現を練習

↓

④ 次回の会話へ

この流れなら、AIで練習した内容を実際の会話で試し、さらにできなかった部分を復習できます。

単にAI英会話を使うだけでも、オンライン英会話を受けるだけでもありません。

「練習→実践→復習」までを一つのサイクルにするのがポイントです。

6-2. オンライン英会話の前にAIを使う

例えばテーマを「旅行」にします。

オンライン英会話で旅行について話す予定なら、先にAIと次の練習をしてみましょう。

① ホテルで使う表現を練習

例えば、

I’d like to check in, please.

「チェックインをお願いします。」

という表現を声に出して練習します。

② チェックインのロールプレイ

AIに、

「ホテルのスタッフ役になって、英語で質問してください」

とお願いして、会話形式で練習します。

③ 自分の回答を言い換える

自分が作った英文について、

「もっと簡単な英語にして」

「初心者でも使いやすい表現にして」

などと質問することもできます。

このように、オンライン英会話の前に一度英語を口から出しておくと、レッスンで使う表現を準備できます。

なお、AIとの会話だけでなく、英文を自分で作る練習も組み合わせるとよいでしょう。

日本語を見て英文を作る「瞬間英作文」のような練習を取り入れる方法もあります。

瞬間英作文のやり方はこちら

6-3. オンライン英会話の後にAIを使う

オンライン英会話が終わったら、そのまま終了するのではなく、AIを復習に使う方法もあります。

例えば、

「今日のレッスンで言いたかったけど言えなかった」

という内容を思い出します。

その後、

  1. 言いたかったことを日本語で書く
  2. 英文を作る
  3. より自然な表現を確認する
  4. 声に出して練習する
  5. 次回のレッスンで使う

という流れにします。

例えば、

「昨日、仕事で忙しかったと言いたかった」

のであれば、

「昨日は仕事が忙しかった」

という日本語から英文を作ってみます。

その英文をAIに確認してもらい、必要なら別の言い方も教えてもらいます。

そして、もう一度声に出します。

こうすると、オンライン英会話で「言えなかったこと」が次回の練習材料になります。

AIの回答は常に正しいとは限らないため、重要な内容や細かなニュアンスについては、信頼できる辞書・教材・公式情報などでも確認しましょう。OpenAIも、ChatGPTの回答には誤りが含まれる場合があるため、重要な情報は確認するよう案内しています。

7. 忙しい初心者向け|AI英会話とオンライン英会話の具体的な使い方

仕事や家事などで忙しい場合、毎日長時間の英語学習を続けるのは簡単ではありません。

そこで、短い時間で役割を分ける方法を考えてみましょう。

7-1. パターン① 毎日AI+週1回オンライン英会話

一つの例として、AIを日常的に使いながら、週1回程度オンライン英会話を取り入れる方法があります。

平日

AI:5〜10分

  • フレーズ練習
  • 質問への回答
  • ロールプレイ
  • 前日の復習

週1回

オンライン英会話

AIで練習したテーマを実際に話してみます。

例えば、今週のテーマを「仕事」にするなら、

月曜日:自己紹介

火曜日:仕事内容

水曜日:仕事で困っていること

木曜日:同僚との会話

金曜日:仕事についてAIとフリートーク

週末:オンライン英会話

というように分けられます。

レッスン後には、言えなかった表現をAIで復習します。

7-2. パターン② まずAIだけで慣れる

人と英語で話すことへの不安が強い場合は、最初にAIだけで練習する方法もあります。

例えば、

AIで練習

↓

声を出すことに慣れる

↓

短いオンライン英会話

↓

会話量を増やす

という流れです。

最初は自己紹介だけでも構いません。

「My name is 〜.」

「I live in 〜.」

「I like 〜.」

といった簡単な英文を声に出します。

慣れてきたら、AIから質問してもらいます。

その後、短いオンライン英会話に挑戦します。

この方法なら、いきなり長い会話をするのではなく、少しずつ段階を作れます。

ただし、この方法がすべての人に合うわけではありません。

最初から人と話したい場合は、オンライン英会話を利用しても問題ありません。

7-3. パターン③ オンライン英会話中心+AIを補助にする

すでに講師との会話に慣れている人なら、オンライン英会話を中心にしてAIを補助として使う方法があります。

例えば、

AI → 予習

↓

オンライン英会話 → 実践

↓

AI → 復習

という役割分担です。

オンライン英会話で次回使いたい表現をAIで練習し、実際のレッスンで使います。

レッスン後には、

「今日言えなかった表現」

「聞き取れなかった表現」

「もっと自然に言いたかった表現」

をAIで復習します。

AIを「英会話の代わり」と考えるのではなく、オンライン英会話の前後を補助するツールとして使う方法です。

8. AI英会話とオンライン英会話を併用するときの注意点

AIとオンライン英会話を組み合わせる場合も、「両方使えば必ず効率がよくなる」と考える必要はありません。

大切なのは、役割を決めることです。

8-1. AIで練習しただけで満足しない

AIとの会話に慣れてくると、

「英語を話せるようになってきた」

と感じることがあります。

これは練習の成果を確認するうえで大切な感覚ですが、AIとの会話と人間との会話は同じではありません。

研究レビューでも、AIはスピーキング練習の機会を増やす可能性がある一方、人間との相互作用を含む幅広い会話能力については、AIだけでは十分に再現しにくい部分があると論じられています。

そのため、必要に応じて実際の人との会話も取り入れましょう。

8-2. オンライン英会話を受けるだけにしない

オンライン英会話も、レッスンを受けるだけで終わらせる必要はありません。

レッスン後に、

  • 言えなかった表現
  • 聞き取れなかった表現
  • 使えなかった単語
  • 講師に直してもらった表現

を確認しましょう。

そして、その内容をAIで練習します。

例えば、

「今日言えなかった3つの表現を、簡単な英語で練習したい」

とAIに相談する方法があります。

8-3. AIの回答をそのまま正解だと思わない

AIは英語学習のサポートに使えますが、回答が常に正しいとは限りません。

OpenAIの公式ヘルプでも、ChatGPTが誤った定義や事実などを生成する場合があると説明されています。

特に、

  • 文法の細かな違い
  • ニュアンス
  • ビジネス上の重要な表現
  • 試験に関する情報
  • 現在のサービス仕様

など、正確さが重要な内容は別の信頼できる情報源でも確認しましょう。

9. AI英会話とオンライン英会話の違いに関するFAQ

9-1. AI英会話とオンライン英会話の違いは?

大きな違いは、主な会話相手です。

AI英会話はAIとの会話練習、オンライン英会話は人間の講師との会話が中心です。

AIは繰り返し練習や予習・復習に使いやすく、オンライン英会話では実際の人とのリアルタイムのやり取りを経験できます。

9-2. AI英会話だけで英語を話せるようになる?

AI英会話は、英語を口から出す練習に活用できます。

一方で、AIとの会話と人間との会話は同じではありません。

AIを使って発話練習をしながら、必要に応じてオンライン英会話などで実際の人との会話も経験する方法があります。

AIを使ったスピーキング学習については、学習を支援する可能性が研究されていますが、同時に人間との相互作用やAIの限界も研究上の論点となっています。

9-3. AI英会話とオンライン英会話はどちらが安い?

一概には言えません。

AI英会話、オンライン英会話ともに、サービスや料金プランによって価格が違います。

比較するときは、

  • 月額料金
  • 利用回数
  • レッスン時間
  • 予約料金
  • 追加料金
  • 利用できる機能

などを確認しましょう。

「AIだから安い」「オンライン英会話だから高い」と単純に考えないことが大切です。

9-4. 初心者はAI英会話から始めるべき?

必ずAIから始める必要はありません。

人と話すことに不安があるなら、AIで声を出す練習から始める方法があります。

一方、最初から人との会話を経験したいなら、オンライン英会話を利用する方法もあります。

大切なのは、自分が何を練習したいかで決めることです。

9-5. AI英会話とオンライン英会話は併用できる?

できます。

例えば、

AIで予習 → オンライン英会話で実践 → AIで復習

という使い方があります。

AIを予習・反復・復習に使い、オンライン英会話を人との会話練習に使う方法です。

実際にBritish Councilでも、ライブレッスンとAIスピーキング練習を組み合わせる学習方法が提供されています。

9-6. ChatGPTはAI英会話として使える?

ChatGPTを使った英会話練習の具体的な方法はこちら

Voice機能を使えば、ChatGPTを英会話練習に利用できます。

ChatGPT Voiceでは、話しかけると音声で返答を受ける会話ができます。現在のVoiceにはリアルタイムのやり取りを想定した機能もあります。

例えば、

「英語初心者向けに、旅行について一つずつ質問してください」

と指示して、質問に英語で答える練習ができます。

ただし、利用できるVoiceの機能や上限などは、プランや環境によって変わる場合があります。

9-7. オンライン英会話は予約が必要?

サービスによって異なります。

予約が必要なサービスもあれば、予約なしで受講できるサービスもあります。

例えばネイティブキャンプでは、待機中の講師を選んで「今すぐレッスン」を開始でき、予約なしで利用できる仕組みがあります。一部の講師や教材では予約が必要です。

そのため、利用したいサービスの公式サイトで確認しましょう。

9-8. AI英会話の回答は常に正しい?

いいえ。

AIは誤った情報や誤解を招く回答を生成する場合があります。

OpenAIもChatGPTについて、誤った定義や事実などを生成する可能性があるため、重要な情報は信頼できる情報源で確認するよう案内しています。

英語学習でも、AIの回答をそのまま正解と決めつけず、必要に応じて辞書や教材などで確認しましょう。

9-9. AI英会話で実際の人との会話練習はできる?

AI英会話ではAIとの会話練習が中心ですが、サービスによっては人間とのレッスンとAI機能を組み合わせている場合もあります。

AIとは音声などで会話練習ができますが、実際の人との会話とは異なります。

人間との会話では、相手の質問や反応に合わせて、その場で返答する必要があります。

その経験をしたい場合は、オンライン英会話などを利用する方法があります。

9-10. AI英会話とオンライン英会話をどう使い分ければいい?

基本的には、

AIで練習 → オンライン英会話で実践 → AIで復習

という流れが考えられます。

例えば、AIで旅行英会話を練習し、その後オンライン英会話で講師と旅行について話します。

レッスンで言えなかった表現があれば、もう一度AIで練習します。

ただし、必ずこの方法にする必要はありません。

AIだけ、オンライン英会話だけ、両方を併用するなど、自分の目的や学習時間に合わせて選びましょう。

10. まとめ|AIとオンライン英会話を目的に合わせて使い分けよう

AI英会話とオンライン英会話の大きな違いは、主な会話相手がAIか人間の講師かという点です。

AI英会話は、

  • 一人で練習したい
  • 同じ表現を繰り返したい
  • 人と話す前に練習したい
  • 予習や復習に使いたい

という場面で活用できます。

オンライン英会話は、

  • 実際の人と話したい
  • 相手の質問に答える練習をしたい
  • リアルタイムの会話を経験したい
  • 講師からアドバイスを受けたい

という場面で活用できます。

どちらか一方だけを選ぶ必要はありません。

今回紹介したように、

AIで予習

↓

オンライン英会話で実践

↓

AIで復習

という学習サイクルを作ることもできます。

まずはAIで短い会話練習をしてみる。

慣れてきたらオンライン英会話で実際の人と話してみる。

そして、言えなかった表現をAIで復習する。

このように、それぞれの役割を分けると、AI英会話とオンライン英会話を学習の中で使いやすくなります。

英語学習で大切なのは、「AIと人間のどちらが優れているか」を決めることではありません。

自分が今、何を練習したいのかを考えて、使う方法を選ぶことです。

まずは一人で話す練習から始めたいならAIを使う。

実際の人との会話を経験したいならオンライン英会話を使う。

両方必要だと感じたら、AIとオンライン英会話を組み合わせる。

自分に合った方法から、少しずつ英語を話す時間を増やしていきましょう。