英語リスニング初心者の勉強法|聞き取れるようになる5つの練習

「英単語や英文法は勉強しているのに、英語を聞くと何を言っているのか分からない」
英語を勉強している初心者には、よくある悩みです。
英文を目で見れば知っている単語なのに、音声になると聞き取れないこともあります。ネイティブの英語が速く感じたり、聞き流し・音読・シャドーイングなど、どの練習から始めればいいのか分からなかったりする人もいるでしょう。
しかし、英語リスニング初心者だからといって、いきなり難しい英語を大量に聞く必要はありません。
まずは自分のレベルに合った短い音声を使い、「聞く→スクリプトを確認する→もう一度聞く→音読する」という流れから始めてみましょう。
必要に応じて、ディクテーションやシャドーイングを追加していけばOKです。
この記事では、以下の内容を初心者向けに分かりやすく解説します。
- 英語が聞き取れない5つの原因
- 英語リスニング初心者が最初にやること
- リスニングの具体的な5つの練習
- 音読・ディクテーション・シャドーイングの違い
- 聞き流しの使い方
- 初心者向け教材・音声の選び方
- 忙しい社会人向け1日15分の学習メニュー
- リスニングからAI英会話・オンライン英会話へ進む方法
この記事を読み終えるころには、「今日は何をすればいい?」が分かる状態を目指します。
- 1. 1. 英語リスニング初心者は何から始めればいい?
- 2. 2. 英語が聞き取れない5つの原因
- 3. 3. 初心者向けリスニング勉強法|5つの練習
- 4. 4. 音読・ディクテーション・シャドーイングの違い
- 5. 5. 英語の聞き流しだけでもリスニング練習になる?
- 6. 6. 初心者向けリスニング学習のロードマップ
- 7. 7. 忙しい社会人向け|1日15分のリスニング勉強メニュー
- 8. 8. 初心者向けリスニング教材・音声の選び方
- 9. 9. リスニングに慣れたらAI英会話を取り入れる
- 10. 10. さらに実践したいならオンライン英会話へ
- 11. 11. 英語リスニング初心者によくある質問
- 11.1. 11-1. 英語リスニング初心者は何から始めればいい?
- 11.2. 11-2. 英語を聞き流すだけでもリスニング力は上がる?
- 11.3. 11-3. リスニングは1日何分やればいい?
- 11.4. 11-4. シャドーイングは初心者でもできる?
- 11.5. 11-5. ディクテーションは初心者にも必要?
- 11.6. 11-6. 知っている英単語なのに聞き取れないのはなぜ?
- 11.7. 11-7. 英語は聞き取れるのに意味が分からないのはなぜ?
- 11.8. 11-8. 初心者はどんなリスニング教材を選べばいい?
- 11.9. 11-9. リスニングと音読はどちらから始めればいい?
- 11.10. 11-10. AI英会話はリスニング練習に使える?
- 12. 12. まとめ|初心者は「聞く→確認→聞く→声に出す」から始めよう
1. 英語リスニング初心者は何から始めればいい?

結論からいうと、英語リスニング初心者は、自分のレベルに合った短い音声を聞き、スクリプトで内容を確認してから、もう一度聞く練習から始めましょう。
基本的な流れは次のとおりです。
- 自分のレベルに合う音声を選ぶ
- まず音声だけ聞く
- スクリプトを確認する
- 単語・文法・音を確認する
- もう一度聞く
- スクリプトを見ながら音読する
- 必要に応じてディクテーションやシャドーイングを行う
最初から完璧に聞き取る必要はありません。
大切なのは、「何が聞き取れなかったのか」を確認することです。
例えば、
How are you doing?
という英文を聞いたとします。
文字で見れば意味が分かるのに、音声では「ハワーユードゥーイン」のように聞こえて、英文を思い浮かべられないかもしれません。
この場合は、単純に英単語を知らないわけではありません。
英文を確認し、
「この音がこの英文だったのか」
と結びつけることが大切です。
つまり、リスニング学習では、
聞く → 分からない部分を確認する → もう一度聞く
という流れを作っていきます。
1-1. 初心者は「難しい英語」から始めなくていい
「難しい英語を聞いたほうが、早く上達するのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、初心者が最初から速い英語や長いニュースなどを使うと、何が聞き取れなかったのかすら分からなくなることがあります。
教材を選ぶときは、自分がある程度内容を理解できるレベルから始めることを意識しましょう。
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)では、英語の運用能力をA1〜C2などのレベルで整理しています。A1では、身近な表現を「明瞭かつゆっくり」話された場合に理解することなどが目安になっています。
British Councilのリスニング教材も、A1では「身近な単語や基本的なフレーズを、ゆっくり明瞭に話される場合に理解する」練習、A2では「短く明瞭な会話」を理解する練習というように、レベルごとに分けられています。
そのため、初心者がレベルに合った音声から始める考え方は、単なる「簡単な教材がおすすめ」という話ではなく、レベル別の学習設計とも相性がよい方法です。
2. 英語が聞き取れない5つの原因

「英語が聞き取れない」といっても、原因は一つとは限りません。
代表的な原因を整理すると、次のようになります。
| 聞き取れない原因 | 主な対策 |
|---|---|
| 単語を知らない | 英単語を復習する |
| 文法が分からない | 英文法を復習する |
| 英語の音を認識できない | 音声+スクリプト+音読 |
| 英語の速度についていけない | 短い音声を繰り返す |
| 英語を聞く経験が少ない | 短時間でも継続する |
リスニングは「耳が良い・悪い」だけで決まるものではありません。
語彙知識はL2(第二言語)のリスニング理解と関連することが研究で報告されています。また、語彙だけでなく、文の構造や音声として単語を認識する力など、複数の要素が関係します。
そのため、まずは自分がどこでつまずいているのかを確認してみましょう。
2-1. 原因1:そもそも単語を知らない
当然ですが、知らない英単語は音声で聞いても意味を理解しにくいものです。
例えば、
I bought a ticket.
という英文で「ticket」を知らなければ、音として聞こえたとしても意味を取れません。
この場合は、リスニングだけを続けるよりも、英単語そのものを復習することが必要です。
「音が聞き取れない」と思っていた部分が、実は「単語を知らなかっただけ」ということもあります。
英単語の覚え方について詳しく知りたい場合は、英語初心者の勉強方法|1日30分から始める学習ロードマップも参考にしてください。
2-2. 原因2:英文法が分からない
単語を一つひとつ聞き取れても、文の構造が分からなければ意味を理解しにくいことがあります。
例えば、
I wanted to call you, but I was busy.
という英文を聞いたとします。
「call」「busy」などの単語が聞き取れても、文全体の関係が分からなければ、正確な意味を取りにくくなります。
この場合は、リスニングだけではなく基本的な英文法も確認しましょう。
特に初心者の場合は、
- 主語
- 動詞
- 目的語
- 否定
- 疑問文
- 過去形
- 助動詞
など、中学英語の基本を押さえておくと英文の構造を理解しやすくなります。
英文法を復習したい場合は、英語初心者の文法勉強法|中学英語からやり直す5ステップも活用してください。
2-3. 原因3:知っている単語でも音として認識できない
リスニング初心者が特に悩みやすいのが、このパターンです。
「単語帳では知っている。でも、音声で聞くと分からない」
という状態です。
例えば、
How are you doing?
という英文を文字で見れば、多くの人は意味を理解できます。
ところが、実際の音声になると、単語が一つずつ区切られて聞こえるとは限りません。
そのため、
文字で知っている英語と、実際に聞こえる英語を結びつける練習
が必要になります。
ここで役立つのが、
音声を聞く → スクリプトを見る → もう一度聞く → 音読する
という練習です。
「この音が、この英文だったのか」と確認することで、文字と音を結びつけやすくなります。
2-4. 原因4:英語の速度についていけない
単語や文法は分かっていても、文章になると処理が追いつかないことがあります。
例えば、短い英文なら理解できるのに、会話になると急に分からなくなるケースです。
この場合、いきなり長い音声を聞くのではなく、短い英文を繰り返し聞くところから始めてみましょう。
一度聞いて終わりではなく、
1回目:全体を聞く
2回目:聞き取れなかった部分を意識する
3回目:スクリプトを確認した状態で聞く
というように、同じ音声を複数回使います。
「たくさんの英語を一度だけ聞く」よりも、「短い英語を確認しながら繰り返す」ほうが、初心者にとって取り組みやすい場合があります。
2-5. 原因5:英語を聞く経験が少ない
英語を読む勉強を中心にしていると、音声に触れる時間が少なくなることがあります。
単語帳や英文法の学習はもちろん大切ですが、リスニングを練習するなら、実際の英語音声を聞く時間も作りましょう。
ただし、最初から長時間勉強する必要はありません。
例えば、
- 朝に5分
- 通勤中に10分
- 夜に15分
など、自分が続けやすい時間から始めてみましょう。
重要なのは、「一度に大量にやる」ことよりも、無理なく英語を聞く機会を作ることです。
3. 初心者向けリスニング勉強法|5つの練習

ここからは、初心者が実際に行うリスニング練習を5つのSTEPに分けて紹介します。
ポイントは、5種類の学習法をバラバラに紹介するのではなく、一つの学習ループとして使うことです。
3-1. STEP1:自分のレベルに合った英語を聞く
最初にやることは、教材選びです。
初心者の場合は、次の条件を満たす音声から始めてみましょう。
- 自分のレベルに合っている
- スクリプトがある
- 短い音声から始められる
- 繰り返し聞ける
- 自分が学びたい場面に近い
特に重要なのが「スクリプトがあること」です。
スクリプトがあれば、聞き取れなかった部分をあとから確認できます。
教材選びチェックリスト
教材を選ぶときは、次の項目を確認してみてください。
□ 自分のレベルに合っている
□ スクリプトがある
□ 短い音声から始められる
□ 何度も繰り返し聞ける
□ 自分が使いたい場面に近い
例えば仕事で英語を使いたい人なら、日常会話だけでなく、仕事に関する簡単な会話を選ぶのもよいでしょう。
海外旅行が目的なら、空港・ホテル・レストランなど、自分が実際に使いそうな場面の音声を選ぶ方法があります。
「とにかく難しい教材」ではなく、今の自分が取り組みやすく、目的にも合っている音声を選びましょう。
3-2. STEP2:スクリプトを確認する
次に、聞き取れなかった部分をスクリプトで確認します。
ここで大切なのは、最初からスクリプトを読むことではありません。
まずは一度、音声だけで聞いてみましょう。
そして、
「ここは聞き取れなかった」
「この単語は分からなかった」
「単語は聞こえたけど意味が分からなかった」
という部分を確認します。
その後でスクリプトを見ます。
確認するポイントは主に4つです。
① 知らない単語はないか
知らない単語があれば意味を確認します。
② 文法が分からない部分はないか
文の構造が分からなければ、基本的な文法を確認します。
③ 知っている単語なのに聞こえなかった部分はないか
ここはリスニング練習で特に重要です。
文字では知っているのに、音声では認識できなかった単語をチェックしましょう。
④ 音声と文字を照らし合わせる
「この音が、この英文だったのか」と確認します。
この作業を入れることで、単純な聞き流しでは見つけにくい自分の弱点を確認できます。
3-3. STEP3:もう一度聞く
スクリプトを確認したら、同じ音声をもう一度聞きます。
ここでは、先ほど聞き取れなかった部分を意識してみましょう。
最初は、
「何を言っているのか分からない」
と思っていた音声でも、スクリプトを確認した後なら、
「あ、この英文を言っているんだ」
と分かることがあります。
この、
聞く → 確認する → もう一度聞く
というループを作ることが、この記事でおすすめする初心者向けリスニング学習の中心です。
一つの音声を使って、
「分からない」
で終わらせず、
「分からない → 確認する → もう一度聞く」
まで行いましょう。
3-4. STEP4:音読する
次は、スクリプトを見ながら実際に声に出して読んでみましょう。
音読では、英文の意味だけではなく、音声と英文を結びつけることを意識します。
例えば、
How are you doing?
という英文なら、文字を目で追いながら音声を確認し、その後、自分でも声に出してみます。
音読すると、
「この単語、思ったより発音しにくいな」
「この部分で口が止まるな」
といった、自分が発音しにくい部分にも気づきやすくなります。
初心者の場合は、いきなり音声なしで読むより、音声と組み合わせて練習すると取り組みやすいでしょう。
- スクリプトを見る
- 音声を聞く
- 音声をまねして読む
- もう一度音声を聞く
というように、音声と組み合わせて行ってみましょう。
ただし、「音読をすれば必ずリスニング力が上がる」と考える必要はありません。
この記事では、音読を英文・音声・発話を結びつけるための練習の一つとして位置付けます。
3-5. STEP5:ディクテーション・シャドーイングを必要に応じて取り入れる
STEP1〜4の基本ループに慣れてきたら、必要に応じてディクテーションやシャドーイングを追加してみましょう。
どちらも便利な練習方法ですが、初心者全員が最初から行う必要はありません。
ディクテーションとは?
ディクテーションとは、聞こえた英語を書き取る練習です。
例えば、
I went to the store yesterday.
という音声を聞いて、聞こえた英文を書きます。
書き終わったらスクリプトと比べ、
「wentが聞き取れていなかった」
「yesterdayの最後が聞こえなかった」
など、自分の弱点を確認します。
ディクテーションのメリットは、どこが聞き取れていないのかを具体的に確認しやすいことです。
ただし、最初から長い文章をすべて書き取ろうとすると負担が大きくなります。
初心者なら、まずは短い英文から始めるとよいでしょう。
また、研究ではディクテーションやシャドーイングを使った学習がリスニング理解にプラスの結果を示した例がありますが、学習者のレベルや研究条件によって結果は異なります。
そのため、「初心者なら必ずディクテーションをやるべき」とまでは考えず、聞き取れない箇所を詳しく確認したいときに使う練習として取り入れるのがおすすめです。
シャドーイングとは?
シャドーイングは、音声を聞きながら、少し遅れて同じ英語を声に出す練習です。
イメージとしては、
音声
「I want to go…」
↓
少し遅れて自分
「I want to go…」
という形です。
シャドーイングでは、英語を「聞く」だけでなく「発話する」ことも同時に行います。
そのため、初心者がいきなり速い音声や長い文章で行うと、音声を聞くことにも発話することにも集中できなくなる可能性があります。
まずは、
聞く → スクリプトで確認する → 音読する
という基本練習に慣れてから、短くて比較的分かりやすい音声で試してみるとよいでしょう。
シャドーイングについても、研究では一定の学習効果が報告されていますが、研究対象や方法によって結果は異なります。シャドーイングだけを「万能な勉強法」と考えるのではなく、目的に応じて使い分けることが大切です。
4. 音読・ディクテーション・シャドーイングの違い

ここまで紹介した練習方法を整理すると、次のようになります。
| 方法 | 主な目的 | 初心者への位置付け |
|---|---|---|
| 音声を聞く | 英語の音に触れる | ◎ |
| スクリプト確認 | 聞き取れなかった部分を確認する | ◎ |
| 音読 | 音と英文を結びつける | ◎ |
| ディクテーション | 聞き取れない部分を特定する | ○ |
| シャドーイング | 聞く+発話する | △〜○ |
| 聞き流し | 英語に触れる機会を増やす | 補助 |
ここでの「◎」「○」「△」は、学習効果の優劣を評価したものではありません。
この記事で提案している初心者向け学習手順の中で、「どのタイミングで使いやすいか」を表しています。
最初から全部やろうとする必要はありません。
まずは、
聞く → スクリプト確認 → もう一度聞く → 音読
を基本にしましょう。
そのうえで、
「もっと細かく聞き取れない部分を確認したい」
ならディクテーション、
「聞くだけでなく発話も練習したい」
ならシャドーイングを追加します。
5. 英語の聞き流しだけでもリスニング練習になる?

英語の聞き流しは、英語に触れる時間を増やす補助的な方法として使うことはできます。
ただし、この記事では聞き流しだけをメインのリスニング学習にはしません。
5-1. 聞き流しをメイン学習にしない理由
聞き流しでは、音声を聞いていても、
- どの単語が聞き取れなかったのか
- どの音が分からなかったのか
- 文の意味を理解できたのか
を確認しないまま終わることがあります。
一方、
聞く → スクリプト確認 → 再度聞く
という学習では、自分の弱点を確認できます。
そのため、初心者の場合は、集中して音声を確認する学習をメインにし、聞き流しは補助として使う方法が取り組みやすいでしょう。
また、「英語を聞き流すだけで話せるようになる」といった保証はできません。
リスニングとスピーキングは関係していますが、実際に英語を話すには、聞く練習だけでなく、自分で英語を作って発話する練習も必要です。
5-2. 聞き流しを補助として使う方法
例えば、
- 通勤・通学中
- 家事をしているとき
- 移動中
- 朝の準備中
などに英語音声を流しておく方法があります。
ただし、聞き流しをした時間を「集中してリスニング練習をした時間」と完全に同じものとして考える必要はありません。
おすすめは、
メイン学習:集中して聞く・確認する
補助学習:移動中などに英語を聞く
と役割を分けることです。
6. 初心者向けリスニング学習のロードマップ

ここまでの内容を、一本の流れにまとめると次のようになります。
6-1. リスニング初心者の基本ロードマップ
① レベルに合った音声を選ぶ
↓
② まず聞く
↓
③ スクリプトを確認する
↓
④ 単語・文法・音を確認する
↓
⑤ もう一度聞く
↓
⑥ 音読する
↓
⑦ 必要に応じてディクテーション・シャドーイング
↓
⑧ AI英会話
↓
⑨ オンライン英会話
重要なのは、最初から⑦〜⑨まで進めようとしないことです。
まずは①〜⑥の基本ループを作りましょう。
慣れてきたらディクテーションやシャドーイングを追加し、さらに「聞いて理解する」だけでなく「聞いて答える」練習へ進みます。
7. 忙しい社会人向け|1日15分のリスニング勉強メニュー

忙しい社会人の場合、毎日長時間の勉強時間を確保するのは簡単ではありません。
そこで、まずは15分程度の短い学習時間を作る方法があります。
7-1. 15分で行う場合の例
| 時間 | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 3分 | 音声を聞く | 全体を把握する |
| 3分 | スクリプト確認 | 聞き取れない部分を確認する |
| 4分 | 音読 | 音と英文を結びつける |
| 3分 | 再度聞く | 聞き取りを確認する |
| 2分 | 音読またはシャドーイング | 音と英文を結びつける・聞く+発話する |
この時間配分は「正解」ではありません。
例えば、シャドーイングが難しければ、その2分を音読に変更しても構いません。
忙しい日は、
5分だけ音声を聞く → スクリプトを確認する
だけでもよいでしょう。
大切なのは、最初から完璧なメニューを作ることではありません。
「これなら今日もできそう」と思える量から始めてください。
8. 初心者向けリスニング教材・音声の選び方

初心者の場合、教材選びで迷ってしまうことがあります。
そのときは、次の5つを確認しましょう。
8-1. 初心者が確認したい5つのポイント
1.自分のレベルに合っている
難しすぎる教材を選ばないようにしましょう。
CEFRなどのレベル表示がある教材なら、一つの目安として利用できます。
British CouncilではA1、A2、B1、B2、C1などに分けてリスニング教材を提供しています。
A1では、身近な単語や基本的なフレーズを、ゆっくり明瞭に話す音声を使った練習が用意されています。
2.スクリプトがある
聞き取れなかった部分を確認するために、スクリプトがある教材がおすすめです。
「聞いて終わり」ではなく、
聞く → スクリプトを見る → もう一度聞く
という練習に使えます。
3.短い音声がある
最初から10分、20分といった長い音声を使う必要はありません。
短い音声なら、同じ素材を繰り返し使いやすくなります。
4.繰り返し聞ける
再生速度の変更やリピート再生など、繰り返し学習しやすい教材を選びましょう。
5.自分が学びたい場面に近い
仕事で使いたいなら仕事関連、旅行で使いたいなら旅行関連など、目的に近い内容を選ぶと学習内容をイメージしやすくなります。
8-2. 「難しい教材を選ぶ=上達しやすい」ではない
教材選びでは、「難しい英語を聞いたほうが鍛えられそう」と考えがちです。
しかし、初心者がほとんど内容を理解できない音声を使うと、自分がどこでつまずいたのか確認しにくくなります。
CEFRは、学習者の言語能力を段階的に記述するための枠組みです。
その考え方を参考に、まずは現在の自分に合った素材から始め、慣れてきたら少しずつ難易度を上げていきましょう。
9. リスニングに慣れたらAI英会話を取り入れる

リスニングの基本練習に慣れてきたら、次は「聞いて理解する」だけでなく、聞いて答える練習を取り入れてみましょう。
そこで活用できる方法の一つがAI英会話です。
AI英会話では、例えば、
- AIの質問を聞く
- 質問の内容を理解する
- 自分で答えを考える
- 英語で答える
という流れで練習できます。
教材音声では「正解の英文を聞く」ことが中心になりますが、会話では相手の発言を聞いて、その内容に応じて自分が返す必要があります。
そのため、リスニングからスピーキングへ進む練習として活用できます。
リスニングに慣れてきたら、AIとの会話で「聞く→考える→答える」という練習にも挑戦してみましょう。
10. さらに実践したいならオンライン英会話へ

さらに実際の会話に近い環境で練習したい場合は、オンライン英会話も選択肢になります。
オンライン英会話では、講師の英語を聞き、
聞く → 理解する → 英語で答える
というやり取りを実際に行います。
教材音声だけではなく、相手の質問をその場で理解する経験ができる点が特徴です。
また、リスニングだけでなく、自分から英語を話す練習にもつながります。
リスニングの次にスピーキングも練習したい人は、英語を話す練習方法|初心者でもできる5つのトレーニングも参考にしてください。
さらに実際の会話で英語を聞く練習をしたい場合は、オンライン英会話の初心者向け記事や比較記事も活用できます。
11. 英語リスニング初心者によくある質問

11-1. 英語リスニング初心者は何から始めればいい?
まずは、自分のレベルに合った短い音声を聞き、スクリプトを確認してから、もう一度聞く練習から始めましょう。
最初から難しい英語を大量に聞く必要はありません。
11-2. 英語を聞き流すだけでもリスニング力は上がる?
聞き流しは、英語に触れる機会を増やす補助的な方法として使えます。
ただし、聞き取れなかった部分を確認する学習とは役割が異なります。
初心者の場合は、集中して「聞く→確認する→聞く」という練習をメインにするのがおすすめです。
11-3. リスニングは1日何分やればいい?
「1日○分なら必ず上達する」という基準はありません。
まずは自分が継続しやすい時間から始めましょう。
忙しい場合は、15分程度を一つの目安として、
聞く → 確認 → 音読 → 再度聞く
という流れを試してみてください。
11-4. シャドーイングは初心者でもできる?
できますが、最初から速い音声で行う必要はありません。
まずは、音声を聞く、スクリプトを確認する、音読するという基本練習に慣れてから、短く分かりやすい音声で始めると取り組みやすいでしょう。
11-5. ディクテーションは初心者にも必要?
必須ではありません。
ただし、「どの部分が聞き取れていないのか詳しく確認したい」という場合には役立ちます。
最初は短い英文だけを書き取るところから始めましょう。
11-6. 知っている英単語なのに聞き取れないのはなぜ?
文字で知っている英単語と、実際の音声として聞こえる英語が結びついていない可能性があります。
スクリプトを確認しながら音声を聞き直し、その後に音読してみましょう。
「文字では分かるけれど音では分からない」という部分を一つずつ確認することが大切です。
11-7. 英語は聞き取れるのに意味が分からないのはなぜ?
音としては認識できても、単語の意味や英文の構造をすぐに処理できていない可能性があります。
この場合は、英単語や英文法の復習も行ってみましょう。
英語リスニングでは、音を認識することだけでなく、聞いた内容を理解することも必要です。
11-8. 初心者はどんなリスニング教材を選べばいい?
次の5つを確認しましょう。
- 自分のレベルに合っている
- スクリプトがある
- 短い音声がある
- 繰り返し聞ける
- 自分の目的に近い
特に初心者は、「難しい教材」よりも「内容をある程度理解できる教材」を選ぶことを意識してください。
11-9. リスニングと音読はどちらから始めればいい?
まず音声を聞いてから、スクリプトを確認し、その後に音読する流れがおすすめです。
つまり、
聞く → 確認する → 音読する
という順番です。
最初から音読だけをするのではなく、音声と英文を結びつけながら練習しましょう。
11-10. AI英会話はリスニング練習に使える?
使い方によっては、リスニング練習の一つとして活用できます。
AIの質問を聞き、その内容を理解して、自分で英語を返すことで、「聞く→考える→答える」という練習ができます。
ただし、AI英会話だけを行うのではなく、基本的なリスニング練習と組み合わせて使うとよいでしょう。
12. まとめ|初心者は「聞く→確認→聞く→声に出す」から始めよう

英語リスニング初心者は、最初から難しい英語を大量に聞く必要はありません。
まずは、自分のレベルに合った短い音声を使って、
聞く
↓
スクリプトを確認する
↓
もう一度聞く
↓
音読する
という基本ループを作ってみましょう。
英語が聞き取れない原因は、
- 単語を知らない
- 文法が分からない
- 英語の音を認識できない
- 英語の速度についていけない
- 英語を聞く経験が少ない
など、さまざまです。
だからこそ、「自分はなぜ聞き取れないのか」を確認することが大切です。
基本の練習に慣れてきたら、必要に応じてディクテーションやシャドーイングを追加しましょう。
さらに、
リスニング → AI英会話 → オンライン英会話 → スピーキング
と進めれば、「聞く」だけでなく「聞いて答える」「実際に話す」という練習にもつなげられます。
まずは今日、15分だけ1つの短い音声を使って、「聞く→確認→聞く→音読」を試してみてください。





















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